公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)へ正当な大会運営、審査を行ってもらうための抗議

公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)へ正当な大会運営、審査を行ってもらうための抗議

開始日
2017年9月9日
署名の宛先
日本オリンピック委員会
このオンライン署名は終了しました
521人の賛同者が集まりました

この署名で変えたいこと

公益社団法人 「日本ボディビル・フィットネス連盟(以下JBBF)」が主催する全日本大会「第4回オールジャパン・フィットネスビキニ選手権大会」が9月3日に大阪市で行われました。

その審査結果について皆さんに訴えたいことがあります。

この訴えは決して特定の選手への批判、誹謗が目的ではありません。

JBBF主催の全国大会において、ルール違反に対する特例措置が行われたため、JBBFに正当な大会運営、審査を行ってもらうための抗議です。競技の普及、発展のためにも今後同様の事態が起こらないようJBBFに対し、競技規定に基づいてルールを厳格に適用し、審査結果を訂正するよう要求します。

まず、「フィットネスビキニ」という競技についてですが、JBBFでもっとも新しい競技で2014年に始まりました。髪の毛や顔だち、肉体的な発達状態、バランスのとれたプロポーション、肌の色つや、態度に自信や落ち着きがみられるか、女性らしく優雅で健康的かなどが審査される競技です。非常に高い人気を集めており、今年は105名もの選手がエントリーしました。予選、決勝を経て順位付けが行われます。

フィットネスビキニのクラスは身長、年齢別で6つに分けられています。今回はその1つのクラス「35歳以下・163㎝超級」の審査結果について不可解ともとられる審査が行われました。

以下、その経緯についてご説明します。

【経緯】

「35歳以下・163㎝超級」には15人が出場し、予選を勝ち上がった6人が決勝に進みました。順位を決める決勝ラウンドで、出場選手の1人(以下A選手)が舞台に上がる前にスタッフが点呼などをする招集時間に現れませんでした。そのほかの「35歳以下・163㎝超級」に出場する5名の選手は招集時間にはすでに全員集まっていました。スタッフや家族などがA選手を捜し、招集時間から約30分後にA選手が現れました。A選手が招集時間に現れなかったことで競技が一時中断し、進行にも支障を来しました。

JBBFは今大会中、それまでの招集の際に選手に対して、「招集時間に遅れた場合は失格にする」と宣告していました。

A選手が現れ、競技は再開しましたが、A選手はゼッケン番号をつけずに舞台に上がっていました。途中でスタッフが気づき、A選手はゼッケンを取りに行くため、いったん舞台を降りました。すでに競技は始まっていたのでそのほかの選手は舞台上で待たされることになりました。約5分後にA選手は戻ってきましたが、ゼッケンは見つからずそのままゼッケンなしで競技を継続しました。

JBBFが2017年3月に発行した「競技規定」によると、「選手権大会実施規定」の「出場資格・カテゴリー」の第12条【ゼッケン】の項目では、

『選手はゼッケンをトランクス、またはビキニ(ポージングスーツ)の左側に付ける』

と記載されています。

つまり、ゼッケンを付けてない場合はルール違反ということになります。

また、今大会は時間が延長したため、JBBFは全選手に「ポーズが長ければ減点」ということも宣告していました。A選手は決勝ではポーズを間違えるという減点対象になる行為もしています。

さらにA選手は選手以外は立ち入り禁止の選手控え室に個人のヘアメイクを同伴していたというルール違反も行っています。

以上、JBBFのルールに照らし合わせるとA選手は「招集時間に遅れる」「ゼッケンを付けなかった」「選手以外を控え室に同伴した」という度重なるルール違反を行いました。また、「規定ポーズを間違える」という減点対象になる行為もしています。本来ならA選手は失格という処置が施されるのが妥当なはずです。

A選手は招集時間に遅れた理由について「体調不良」という主張をしており、競技終了後、JBBFの審査委員はこの件について協議を行いました。そしてA選手と同じクラスの「35歳以下・163㎝超級」に出場していた選手を集め、A選手の処遇について選手に判断を求めるという前代未聞の対応を行いました。

●今大会における審査委員長が「35歳以下・163㎝超級」に出場したA選手以外の5人の選手に提議した内容(※数名の証言を基に内容を再現しています)

「遅れたり、ゼッケン付け忘れたり、迷惑をかけたことにたいして、本来は失格だよ。でも体調が悪くて、吐いてたりしてたみたいで、僕もそれは顔色悪いのは確認してる。本人としては続行を希望してるけど、それは同じクラスの、あなたたちが納得しないとダメだから、聞くよ。ダメならダメって言っていいんだよ。まぁ言いにくいとは思うけどね。どうかな?」

審査委員長が「本来は失格」と認めているにもかかわらず、ほかの出場選手にA選手の特別待遇を認めるよう提議されました。

競技終了後に提案をされた5人の選手はA選手の処遇について承諾しました。

その後、その場に立ち会った選手からは、急な提案だったため、「承諾せざるを得なかった」という意見も出ました。また、審査委員長が選手に承諾をさせた内容と会場で説明した内容とが食い違っているという意見もありました。いずれにせよ、出場選手のルール違反についてほかの出場選手に意見を求めてルール違反の無効を了承させるというのは前代未聞の行為でJBBFが試合の競技審査を放棄したことに等しい行為です。

そして審査委員長は表彰の際に以下のような内容で今回の審査結果を説明しました。

●審査委員長が「35歳以下・163㎝超級」の審査結果について会場で説明した内容(全文ママ)

「このクラスの結果について皆様にお話ししときたいことがあります。

集合時間に遅れたA選手、ゼッケン番号をどこか手元になかった、以上の2つからこれをこのまま結果に反映させていいのかいろいろ協議した結果、結論からいいます。

もしA選手が1位になったとしたらこのクラスの成績は尊重してそのままにします。

ただし全体のバランスから考えてやはり、例え1位になったとしても全体のことを考えるとオーバーオールの出場権は遠慮してもらう、この2つを結論的に出しまして、といいますのは最終的にこの答えを導き出したのは他の選手の意見を聞いたんですね。

このクラスのA選手以外の5人の選手から『どうですか?』ということで同じクラスの選手に納得してもらわないとやはりあとあとから問題起こりますから。

その場でみんなに意見を聞いて、といいますのはA選手が招集かかる前に突然気分が悪くなってトイレで嘔吐激しくて出られなかったってことなんですよ。確かに出てきた時に顔色が悪かったのは私は確認してます。そういう健康上の問題でしたら5人の選手たちは『私たちは認めます』ということで、このクラスに関しては例えば彼女が1位になってもそれはそのまま維持する。しかし全体のバランスから考えて他のクラスの選手のこともあります。オーバーオールは遠慮してもらう。そういう結論に達しました。これは今日おいでの皆様が納得されるかわからないです。ただしいろんなことを話し合った結果導き出した答えです。わたしの説明は以上です。よろしくお願いします」

以上のことからA選手は「35歳以下・163㎝超級」で優勝、しかし全クラスの優勝者から全体の優勝者を決めるオーバーオールには出場できず、「35歳以下・163㎝超級」の2位の選手がオーバーオールに出場することになりました。ルール違反を行ったA選手は失格にはならなかった上、スコアも減点されることはありませんでした。

さらに審査委員長はA選手の処遇について「ほかの選手も納得した」としていますが、A選手以外の選手に提議したのは「このまま続行して表彰式を迎えて良いか」ということのみでした。A選手の「オーバーオール出場権の剥奪」及び「35歳以下・163㎝超級は2位の選手がオーバーオールに出場する」ことについては選手に説明がなく、表彰式での審査委員長の説明で初めて聞いたとのことでした。

さらに、審査委員長はA選手を密着取材していたTV局の取材に対し、以下のような発言をしています。

●審査委員長が東海テレビスーパーニュース「舞スポーツ」の取材で答えた内容(全文ママ)

「順当に行けば総合優勝も彼女も全部とったと思いますよ。それぐらいプロポーション、バランス、調整の仕方、彼女はいまのところ日本のトップクラスですね。きょうの悔しさもバネにがんばってくれたらいい」

【問題点のまとめ】

以上ここまで経緯をご説明させていただきました。問題点は以下の3点です。

● スポーツにおいては突然のアクシデントによる失敗や体調不良などもすべて含めてルールに基づいて公平に審査されるが、JBBFは度重なるルール違反をした選手に対して、特例措置を行った。競技の公平性を著しく欠いた審査を行った

● 主催者であり、大会の運営、審査を行うJBBFが、力関係のある審査をされる側の選手にほかの選手のルール違反を無効化、許容するよう判断を迫った。さらに選手が納得したことを特例措置の理由の一つに掲げた。大会運営、審査の責任を持つJBBFの責任放棄、選手への責任の転嫁が行われた

● 審査委員長が審査終了後にTV局の取材に対して、「順当に行けば(A選手が)総合優勝もしていた」と発言。今大会の優勝者や他の選手を愚弄するような発言をした

今大会は12月に行われる世界選手権の選考も兼ねており、選手としては選考権を有するJBBFに異議を唱えることは非常に困難と考えられます。審査委員長は「選手が了承した」と強調していますが、主催団体と選手という力関係を考えても、選手がその場で異議を唱えるのは非常に困難だったと考えられます。スポーツの審査においてルール違反をした選手の処置をほかの選手に判断させるというのは言語道断でほかのスポーツではあり得ない前代未聞の行為です。また、審査委員長は「全体のバランス」と発言していますが、今回の件を全選手に諮ったわけではなく、同じクラスに出ていた一部の選手だけに聞いています。その間、ほかの選手は何が起きているか分からない状況のまま舞台裏で1時間近く水着のまま待機していました。選手は表彰式が終われば控え室に戻るため、この事態を知らない選手がほとんどだったはずです。該当クラスだけではなく全選手の1位を決めるオーバーオールにも影響する判断にもかかわらず選手のほとんどが知らなかったというのも問題です。

 

JBBFは公益社団法人であり、日本. オリンピック委員会(JOC)に加盟するスポーツ競技団体です。2020年に開催される東京五輪・パラリンピックの種目ではありませんが、五輪競技を目指している団体の1つでもあります。それなのにルール違反を見逃し、特定の選手を優遇するというスポーツマンシップに反するような行為を主催団体が行うというのは決して許されないことです。

出場した選手はこの日のために1年間厳しいトレーニングや食事制限を行ってきました。それは決して特定の選手へ特例を行ってよいものではありません。

再度になりますが、この訴えは特定の選手への批判、誹謗が目的ではありません。JBBFに正当な大会運営、審査を行ってもらいたいというための抗議です。

JBBFには、今回の件についてなぜ選手に判断を求めたのか、なぜ特例措置が適用されたのか、説明した上で、JBBFの競技規定に基づいてルールを厳格に適用し、審査結果の是正をする責任があります。

出場した選手の皆さん、ボディビルを愛する皆さん、大会に興味を持っている皆さん。ぜひこの訴えにご賛同いただき、JBBF主催の大会で今後このようなことがないよう、公明正大なジャッジが行われることを切に願います。

 

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