深刻な人権侵害を生み出す顔認証防犯システムに法整備を。

深刻な人権侵害を生み出す顔認証防犯システムに法整備を。

開始日
2016年10月17日
署名の宛先
内閣総理大臣 安倍晋三様
このオンライン署名は終了しました
670人の賛同者が集まりました

この署名で変えたいこと

今、全国の色々な店舗・施設で導入されている顔認証防犯システムをご存知ですか?
顔認証システムとは、防犯カメラで撮影された顔に「万引きの常習犯などの不審者」という情報を付けてスーパーやショッピングモール、ドラッグストア、書店などのお店や、駅、市立図書館、病院、地域によってはまちの防犯グループで共有するシステムです。このシステムに何もしていないのにも関わらず一方的に「不審者」「要注意人物」または「万引き常習者」などで登録されると、このシステムを採用するお店や提携する大手防犯会社が管理する多くの場所で防犯カメラに映った瞬間から犯罪者として警戒され、店舗・施設によっては嫌がらせまがいの対応を受けることも多いのです。その結果お店へ行けなくなりすべて買い物をネットで済ます方もいらっしゃいます。
パートの主婦やアルバイトの高校生にまで犯罪者扱いされるのですから、家族も含め地域で居場所を失うのも時間の問題です。

このシステムは万引きの常習犯に対して同意を得て共有するということで売り出されたシステムですが、実際の運用レベルでは、「どこか気に入らない人物」「あやしく感じた人物」が登録されており、その情報のクリーニングがされていないと全国警備保障株式会社万引き防止対策室顧問の伊東ゆうさんも指摘しています。
http://n-knuckles.com/street/trends/news001405.html

例えば、クレジットカードなどのブラックリストに誤登録されたなら、登録の有無を確認できるため冤罪の主張ができます。しかし、顔認証防犯システムでは、そのような誤登録が起こった際に、本人は確認する手段が無く、永久に一方的に犯罪者認定され、陥れられるといった状況となってしまっています。
最新の技術に法律が追い付いていないのです。

イオンでは顔認証システムの導入を公言しています。また、読売新聞では大手コンビニエンスストアを含む115店舗が顔情報を無断共有していたことを記事にしています。分かりやすく問題を書いてくださったブログが以下のものです。
「客の顔情報を115店舗が無断共有」というニュースで調べたことと切なる願い
http://reynotch.blog.fc2.com/blog-entry-779.html

万引きなどしたこともないする気もないのに誤登録され、まだ気が付いてない方もいらっしゃると思います。
①ある日を境に行きつけの店員の態度・応対が変わった。
②不自然に店員さんがやたら隣に来たり、商品を選んでいる近くで不愉快になるほど大きな音を立て棚整理などがはじまった。
③店員さん、警備員さんが行くところ行くところ現れる、または後ろをついてくる
これらにお心当たりがある方は顔認証システムに不審者登録されている可能性があります。決して他人事ではありません。だれしもがある日突然誤登録される可能性があることなのです。

私たちの願いは
・顔認証システムへの登録の有無を確認できるようにしてほしい
・誤登録された人の情報を速やかに削除してほしい
ということです。この被害は今や日本に住む全ての人に起こり得るのです。
こういった願いが実現されるための法整備をお願いしたいのです。
匿名でも結構です。どうかこの恐ろしい現状を変えるためご署名をお願い致します。

参考
顔認証システム冤罪被害者の会ホームページ
http://kanrininminarai.wixsite.com/kaoninshou

顔認証システム冤罪被害者の会PART2 掲示板
http://kaoninshou.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/post-cd29.html#_ga=1.267786958.1910436503.1453631263

顔認証万引き冤罪被害者の会 掲示板
http://mitonayon-kaoninsho.cocolog-nifty.com/facerecognition01/2016/01/part2-5b8b.html

早稲田大学 憲法がご専門の西原博史先生のツイッターより
「個人情報保護法上は同意原則違反であっさり違法に見えますが、〈入店=システム登録への同意〉と言える
システム告知がなされていたと仮に想定しても、少なくとも誤登録に関する訂正請求に応じないことは
違法と判断されるはずですね。」
https://twitter.com/hiroschi?lang=ja

弁護士の方がブログでこの防犯システムが名誉棄損で違法だとおっしゃっています。
花水木法律事務所 顔認証による万引防止システムと法の支配について
http://blogos.com/article/83980/

顔認証システム冤罪被害者の会

このオンライン署名は終了しました

670人の賛同者が集まりました

このオンライン署名をシェア

このオンライン署名のQRコードです。スマートフォンなどの画面上で表示させるほか、ダウンロードしてチラシやポスターなどの印刷物に使うこともできます。QRコードをダウンロードする

意思決定者(宛先)

  • 内閣総理大臣 安倍晋三様
  • 法務大臣 金田勝年様
  • 個人情報保護委員会様